コーヒー・茶・コショウなど、普段食卓で目にすることができるものが、世界史を大きく変えていったことを話題にします
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ゴマといえば、『千夜一夜物語(アラビアン・ナイト』の中の「アリババと40人の盗賊」の中で、盗賊が宝物を隠した洞窟の扉を開ける呪文である"開けゴマ(オープン・セサミ)"でしょう。
これは、ゴマの実が熟すると、さやがピシッと開いて種子が飛び散る所からきています。
この飛び散る所が栽培するにはやっかいで、ゴマの栽培はなかなか広まりませんでした。
第二次世界大戦直後、アメリカで熟しても開かないゴマが発見され、品種改良が続けられていきました。
これに目をつけたのが、テキサス州に住むアンダーソン兄弟でした。
彼らは会社を設立してゴマの栽培から各種のゴマ製品まで行い、大成功をおさめました。
事業拡大のため、兄弟は郊外の土地に黒人・メキシコ人・プエルトリコ人労働者を入植させ、その居住区のメインストリートを「セサミストリート」と名づけました。
兄弟は、入植した労働者の子どもたちの教育にも熱心にとりくみ、学校をつくり人種差別のない教育を施しました。
そう、この実践がテレビ会社に取り上げられ、ぬいぐるみ人形を使った幼児教育番組として大人気を博した「セサミストリート」となったわけです。
ちなみに、私はクッキーモンスターのファンです。
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