コーヒー・茶・コショウなど、普段食卓で目にすることができるものが、世界史を大きく変えていったことを話題にします
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そもそものアメリカ独立の原因には、税金問題がありました。
しかし、1773の茶法制定やそれに対するボストン茶会事件が独立戦争の直接の引き金になったように、目に見えるものとして、紅茶そのものがイギリスの象徴と捉えられるようになりました。
イギリスに反発する人々は、紅茶の代替品を求めるようになりました。
それがコーヒーです。
しかしコーヒーは、紅茶のようにおかわりをして何杯も飲めるものではない。
そこで、薄めたコーヒー(または浅く煎ったコーヒー)を大きなカップで飲むようになったと言われます。
砂糖に対する課税にも反発していたために、砂糖も入れません。
これがアメリカンコーヒーというわけです。
ところが、[ウィキペディアのアメリカン・コーヒーのページ]を見ると、どうもアメリカン・コーヒーの起源は違うらしい。
少なくとも、コーヒーのお湯割りをアメリカンと呼ぶのは全くの誤解とは言え、アメリカン・コーヒー自体の起源が日本であるとも言えそうですね。
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喫茶の風習がヨーロッパに伝わったのは、17世紀初頭のオランダの貿易と言われます。オランダは日本の緑茶をまず伝えます。17世紀後半になると中国の紅茶が主流になっていきます。
茶を呼ぶ2つの系統である「チャ」と「ティー」は、両方とも中国語の茶の呼び名が起源です。
「チャ」の呼び名は広東省を起源として主に陸路を通って東は日本、西はトルコやヨーロッパに伝わります。
「テ」は福建省での呼び名で、主に海路を通ってヨーロッパに伝わり、ティーの語源となります。
イギリスにはまず緑茶が伝わり、その後紅茶が伝わります。
紅茶の方がイギリスの水にあっていたらしく、18世紀の産業革命期には、一気に庶民の間にも広まっていきます。
イギリスにおける喫茶の風習は、もちろん植民地のアメリカにももちこまれます。
やがて18世紀、フランスとの戦争で戦費が必要になったイギリスは、植民地に高い税金を課します。
それに対するアメリカ植民地の反発は、やがてボストン茶会事件という象徴的な事件に発展します。
ボストン茶会事件に対するイギリス政府の高圧的な報復策はアメリカ植民地の反発を強め、独立戦争へと進展していったのでした。
紅茶がアメリカ独立を招いたと言われる所以です。
古代メソポタミアを統一したハンブラビ王は、 シュメール人以降の法律を取り入れて、後世『ハンムラビ法典』と呼ばれることになる法典を編纂しました。
この法典の特色は、有名な「目には目を、歯には歯を」で知られる同害復讐の原則と、厳重な身分法です。 メソポタミア文明を初めて築いたシュメール人の時代に、ビールはすでに人々にとってなくてはならないものになっていましたので、この時代ももちろんのことです。
法典の第108条に興味深い記述があります。
ビールを水で薄めて提供した場合は、「目には目を、歯には歯を」の原則に基づいて、水による刑罰だったわけです。 ビールが当時の人々にとって、以下に大切なものだったかをうかがわせる条文ですね。
ゴマといえば、『千夜一夜物語(アラビアン・ナイト』の中の「アリババと40人の盗賊」の中で、盗賊が宝物を隠した洞窟の扉を開ける呪文である"開けゴマ(オープン・セサミ)"でしょう。
これは、ゴマの実が熟すると、さやがピシッと開いて種子が飛び散る所からきています。
この飛び散る所が栽培するにはやっかいで、ゴマの栽培はなかなか広まりませんでした。
第二次世界大戦直後、アメリカで熟しても開かないゴマが発見され、品種改良が続けられていきました。
これに目をつけたのが、テキサス州に住むアンダーソン兄弟でした。
彼らは会社を設立してゴマの栽培から各種のゴマ製品まで行い、大成功をおさめました。
事業拡大のため、兄弟は郊外の土地に黒人・メキシコ人・プエルトリコ人労働者を入植させ、その居住区のメインストリートを「セサミストリート」と名づけました。
兄弟は、入植した労働者の子どもたちの教育にも熱心にとりくみ、学校をつくり人種差別のない教育を施しました。
そう、この実践がテレビ会社に取り上げられ、ぬいぐるみ人形を使った幼児教育番組として大人気を博した「セサミストリート」となったわけです。
ちなみに、私はクッキーモンスターのファンです。
ビール王国ドイツでは、麦芽・ホップ・酵母・水だけを使ったものをビールと呼ぶそうです。 1516年に発令された「ビール純粋令」の精神が、ビール造りに受け継がれているらしい。
ちなみに、その翌年に宗教改革がドイツに興りますが、その因果関係はわかりません。(普通ないかな)